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元々結婚式の引き出物は、料理として出された「尾頭付き鯛の折詰」や「赤飯」などの料理の一部を持ち帰るものでしたが、ある披露宴会場のお持ち帰りが原因で食中毒が発生し、それ以降、食品衛生の観点から業界全体で料理の持ち帰りではなく、タオルや陶器などの生活必需品に置き換わっていきました。その時代は、コンビニもあまりなく、ゲストを空腹で帰しては忍びないとし、引き菓子、縁起物をお渡して今の3品セットのスタイルになりました。
また、宅配便がポピュラーになった10年ほど前から引き出物のセットをゲストのご自宅に直接送るサービスが始まり、さらに、WEBで引き出物3品セットをゲストが自分で選べるオンラインのカタログギフトが急速に増えています。
このように引き出物は時代とともに常に変化し、結婚式の参列経験があるご年配の方ほど、引き出物に決まった形がないことをご存じです。また、北海道や1.5次会の会費制の結婚式では、ご祝儀の代わりに会費にすることで引き出物を用意せずに、引き菓子やプチギフトにする場合もあるようです。
お二人の結婚式でご用意する引き出物は、固定観念にとらわれすぎず時代に合った渡し方や参列いただくゲストとの関係性を踏まえて、お二人の感謝を伝えていくことが良いかと思います。
目次
引き出物を贈る基本的な考えは、ご祝儀に対するお返しという考え方なので、ご祝儀に対して引き出物を1セットご用意しますが、ご夫婦やご家族でご招待する場合は、1世帯に1つという考え方が一般的です。
引き出物は結婚式に参列いただいた方へ贈りますが、内祝いは参列いただかなかったけどご祝儀をいただいた方に贈ります。内祝いを贈る場合は、料理をお付けしていない分を勘案していただいたご祝儀の半返しが基本的な考え方です。例えば、3万円のご祝儀をいただいた方に内祝いを贈る場合は5,000円~15,000円を目安にして贈り、引き菓子や縁起物をつけない場合もあります。
結婚式の引き出物には、メインの引き出物(記念品)・引菓子・縁起物の3点セットが主流でしたが、大都市を中心に、2点セットでご用意する場合も多くなり、必ずしも3点セットでなくてもいいという雰囲気があります。
一方で、地域によっては贈る品物がある程度決まっている場合があり、ご親族で暗黙のルールなどがある場合もあるので、あらかじめご家族や結婚式場のプランナーに確認しておくようにしましょう。
引き出物の品数と選び方をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
メインの引き出物は記念品とも言われ、引き出物の「顔」となる品のことです。前述したとおりに、昭和の象徴的な引き出物は「鯛の尾頭付き」でしたが、その後には、割れにくい白磁の陶器、実用性があり高品質な今治タオルなどを木箱に入れてお渡しするケースが増えて、一方でゲストが自分で選べるカタログ式ギフトが発売されると大流行し、現在ではメインの引き出物の7~8割をカタログ式ギフトが占めるようになっています。
特に、最近ではカタログ式ギフトのWEB化が進み、カード型や3品選べるオンライン引出物がシェアを急速に増やしており、「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023」によれば、オンライン引出物のシェアが38.2%になっています。
引菓子とは、メインの引き出物とセットで贈るお菓子のことで1000円を目安に選ばれます。代表的なものはやはりバウムクーヘンで、木の年輪のデザインが二人で年月を重ね合わせるという意味があります。焼き菓子が一般的なのは、日持ちもするし開けてすぐ食べられるところがいいですね。なお、結婚式が終わって、新郎新婦がゲストの方をお見送りする時に300円前後のお菓子を渡すことがありますが、これは引菓子ではなくプチギフトと言います。
縁起物とは、名前のとおり縁起が良い贈り物のことで、代表的なものが夫婦円満を意味する鰹節です。他にも、喜ぶを「よろ昆布(こんぶ)」とダジャレネタで昆布や、末永く円満を意味して長いうどんやそうめん、パスタなどの麺類などもあります。一つの伝統として大切にされてきましたが、あまり馴染みのない方もいるで、それらを材料に使ったお茶漬けや、みそ汁などのパッケージ商品が主流になっています。また、ちょっとコミカルな健康ドリンクや実用的なハンドタオルや幸福スプーンなども贈る場合があります。
縁起物のことをもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
引き出物は、「いくら以上でなければ」といった決まりはありませんが、ご祝儀の金額の10分の1、披露宴の飲食代の3分の1程度が一つの目安とされており、「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023」によれば、一人当たりのギフトの費用の全国平均は6.2千円となっています。
これは、一般的な引き出物セットの金額は、メイン3,000円と引き菓子1,000円、縁起物1,000円を合計すると5,000円で、カタログギフトを選ぶとシステム料が加算されて5,800円となり、消費税を加えると6,380円となるので、ほぼ合致します。
なお、これから結婚式を挙げる方は最近の物価の高騰が気になるかと思います。会場代、料理・飲み物代、衣裳代……結婚式にはさまざまな費用がかかりますが、全体的に価格が上がっていくことが想定される一方で、ご祝儀の金額が3万円から5万円に増えることは考えにくいので、新郎新婦の自己負担額が増えてしまう可能性も考慮しておきましょう。
当サイトでは節約方法として、セットの商品代を合計4,000円として、一品少なくする2品のJupiterコースコースや、メインの引き出物2,000円にするJoveコースで、費用を抑えることをおすすめしています。
引き出物の価格や節約術をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
引き出物の贈り分けは、想定されるゲストのご祝儀にたいして引き出物の価格帯のバランスを最優先に考えてください。ご祝儀を当てにしていた人に高価な引き出物を渡したけど思ったより少なかったり、意外と多くご祝儀をいただいたり、引き出物の内容よりも心の中に後を引いてしまう場合があります。
祝儀が少なかった場合はきっぱりあきらめるしかありませんが、引き出物価格帯がご祝儀に比べて低かった場合は、相手に対して失礼になりますので、後日不足分をお渡ししましょう。(その時、失礼があった旨を手紙に入れると逆に好印象です!)
内容で贈り分けするパターンとしては、性別があります。男性向け、女性向けでそれぞれ贈り分けする場合はメインの引き出物だけを変更する場合が多く、選ばれる際は独身か既婚かも配慮しましょう。また、ご家族でお越しの場合は、一般的にはご祝儀を二人分として5万円以上包まれる方が多いので、その場合は引き出物の価格帯もそれにあわせたものにしましょう。
年代や間柄で分ける場合は、親族はご両親に一度ご確認したほうがいいでしょう。会社の上司などはライフスタイルに合わせたものを選べば喜んでいただけます。
贈り分けをするときに気を付けて欲しいのが、外装のパッケージがあからさまに違い、どちらかのゲストが気まずい思いをしてしまうことです。
引き出物の袋は、親族や上司などの目上の方が大きめだと問題はありませんが、親族や上司の内容が高価であっても小さくなる場合はできるだけ避けて、できるだけ引き出物袋は統一したものを用意しましょう。
また、引き出物マルシェをする場合なども、できるかぎり女性から選んでいただき、男性を後に選んでいただいた方がみんな喜んでいただけます。
贈り分けのことをもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
引き出物は、結婚式場で手配する方法や、外部から持ち込む方法があります。外部から持ち込む場合は、結婚式場によっては持ち込み料が必要になる場合や持ち込みができないことがあるので契約書や申込書を見直してください。式場ごとにルールが決められている場合でも、契約前ならば持ち込みの交渉はできる場合が多いので、できるだけ契約前に交渉しましょう。
持ち込み料のことをもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
オンライン引き出物サービス『hikica(ヒキカ)』の公式Instagramでは、新郎新婦リアルな引き出物体験談をご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
引き出物は新郎新婦らしさを出すことも大事ですが、何より、参列いただいたゲストに感謝の気持ちを込めて、喜んでいただけるような配慮が大事です。
一昔前までは、引き出物は大きいほう、重いほうがいいということが言われてきましたが、今では真逆に、大きいほう重いほうは持ち帰りに迷惑だとされる傾向が強くなってきています。また、新郎新婦の名前入りの食器やお二人の想いが強くてもゲストにとっては実用的ではない場合がありますので注意が必要です。
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023」によれば、新郎新婦が引き出物を選ぶときに重視したのは1位60.6「実用的であること」2位54.6「無難な品」3位21.7「持ち運びが便利」であり、近年この順位は変わっていません。また、最近では4位21.7「費用が手ごろであること」5位14.4「自宅へ配送できること」が上位に顔を見せ始めている。
最近のSNSを騒がせている引き出物の新しいスタイルとして「引き出物マルシェ」と「引出物カード」があります。引き出物マルシェとは、引き出物が会場のテーブルにビュッフェのように並べられていて、ゲスト一人ひとりが自分の好きなものを選べるスタイルが2023年初頭から登場。特に女性向けのコスメやブランド品などで感謝の気持ちを伝えるのはもちろんですが、どうすれば喜んでもらえるか、使ってもらえるか、負担にならないかといった気遣いが感じられる引き出物が増えています。
また、重い引き出物を持ち帰るといったゲストの負担を軽減する引き出物のスタイルとして、カタログギフトのカードタイプ「引き出物カード」が人気を集めています。メインの引き出物だけでなく引き菓子や縁起物も一緒に申し込めるので、商品を選び終わったあとに冊子を処分する必要がなく、エコな引き出物のスタイルですね。
また、当サイトでは、新郎新婦の前撮りの写真を使ってオリジナルのギフトカードが作れます。さらに、新婦が使いやすいと話題の無料アプリCanvaを使って、自由なデザインにすることもできます。
カードギフトの利用方法は、とっても簡単!新郎新婦は、価格コースやお渡しする際のパッケージを決めればOK。ゲストの方は、スマートフォンでカードに記載されたQRコードを読み取り、ウェブサイトで商品を選んで住所を入力すれば、商品が届くという仕組みです。
ゲストがもらって嬉しい引きでも物は、ゲストに聞くしかありませんが、すべての参列者と常にコミュニケーションをとっているわけではありませんので中々難しいのが現状です。以下は筆者の独断と偏見で選ばないほうがいい引き出物と当サイトのオンライン引出物hikica(ヒキカ)で実際にお選びいただいた引き出物5選をご紹介しています。
・新郎新婦の写真・名入りお皿やマグカップ
使いづらいと、色々なSNSや口コミであげられるのでやめときましょう!フリマにも売れないとか書き込みされます。
・安っぽいカタログギフト
商品のコースごとに掲載されているサンプルを確認しましょう。最低でも500以上はないとゲストによっては選ぶものがない場合があります。
・木箱入りの何か
木箱に入れた食器やタオルは嵩張るし、なにより捨てるのが大変で、都会ではそれなりにお金もかかります。
・流行りのこだわりのお皿・食器
デザインはいいけど、形や用途が限られる場合があり、形状が六角形であったり、ごつい湯飲みなどは食器棚で他の食器と喧嘩して結局棚の中にしまってしまいます。
・ペアもの
贈る相手の時期的な要素も考えないといけないので、嫌味!マウント取るつもり!と逆切れされる場合があります。
貰って困った引き出物アンケート
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たくさんの人が満足するような究極の引き出物を選ぶのは誰にとっても難しく、ほとんどの新郎新婦がフォーマルなギフトを贈るのが初めてで、迷ってしまい、一生懸命選んでもメルカリに出品されているのをみたら気持ちも萎えてしまいます。
だからこそ、複数の商品から選ぶカタログ式のギフトがよく選ばれますが、選べる商品がしょぼくて選ばずに期限が切れてしまうケースも心配です。
オンライン引き出物サービス『hikica(ヒキカ)』では、1万点以上の商品の中からメインの引き出物を選べて、引き菓子や縁起物もゲストが自由にお選びいただけて、さらに、引き菓子と縁起物をメインの引き出物に予算を集めて、高価な商品を選ぶグレードアップ機能があるのでゲストがとても満足してくれます。
当サイトは、ゲストが喜ぶために『hikica(ヒキカ)』を開発し、他社にはない楽しい機能も満載していますのでご検討いただければ幸いです。